幼児教育から小・中・高はつながっている

義務教育開始前後の5歳児から小学校1年生の2年間を「架け橋期」として、幼保と小学校の学びを連携する取り組み「架け橋プログラム」が文部科学省の主導で2022年より始まっています。
小学校のスタートカリキュラムを幼児教育とスムーズに接続できるように、一人一人の育ちや学びを大事にながら連携するというしくみ作りの取り組みです。

家庭でも小学1年生になる!という変化は子どものみならず親も大きな変化を迎えます。
生活習慣、学習、他者とのコミュニケーション、決まりを守る、変化に対応する力をつけることは家庭教育も重要な役割を担っています。
ここで大切なのは、子どもの発達はひとりひとり違うという認識だと思います。
できること・できないこと、気持ちや感じ方、個性もそれぞれです。
一番身近にいる親がその姿を肯定し、小学校入学にむけて準備していきたいですね。

教育と遊びのつながり

自分で決めたことを自分で進めていく「主体性」で、得た知識を自ら考え判断する力が求められています。
子どもが主体性をもって本能的に習熟しようとすることは、遊びの中にあるといわれています。

・自分の身体を使いこなす
・言葉を発達させ、他者と一緒に活動する
・戦略やゲーム
・動物や植物を育てる
・どこに何があるか地理的な知識
・料理して食べる
・歌う、踊る
・パズルや法則の発見
・よいと思ったことを実現する など

困難に立ち向かい切り拓いていく主体性を育むとは、特別な教育ではなく、遊びの経験や体験という毎日の家庭生活で身につくと言えますね。